ANTと私

最近ANTを回していません、大きな理由として、大会に出ていないということがあります、前に言ったようにあまりフリーで回したいものではないし、他にもDeed Stillとか、まーべりっくを組んだということもあり、さいきんANTに触っていません、意欲がないんですよね要は。
今回はそんなANTちゃんの為の更新です。
一人ひとりに私なりの意見を書いていきたいと思います、最近まったく回してないのでＡＮＴに謝罪するつもりで書いていきます。

まずデッキ内容から



ANT
Spell
1《むかつき/Ad Nauseam(ALA)》
1《不正利得/Ill-Gotten Gains(USG)》
1《苦悶の触手/Tendrils of Agony(SCG)》
4《冥府の教示者/Infernal Tutor(DIS)》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal(TMP)》
4《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond(MIR)》
4《強迫/Duress(USG)》
3《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
4《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》
4《思案/Ponder(M10)》
4《定業/Preordain(M11)》
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》
4《暗黒の儀式/Dark Ritual(MMQ)》
4《陰謀団の儀式/Cabal Ritual(TOR)》
Land
4《汚染された三角州/Polluted Delta(ONS)》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(ONS)》
1《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
2《島/Island(TSP)》
2《沼/Swamp(TSP)》
3《Underground Sea(3ED)》


上から行きましょう


《むかつき/Ad Nauseam(ALA)》
皆さんご存じANTを代表するカードであり、このデッキにおける最強の呪文です。
1マナで3枚ひけるこのご時世、5マナも払えば20枚ひけるのは必然です。
ただ最近はメインに一枚しか刺していないので、こいつが初手に来てしまった場合キープは困難を極めます。渦まく知識などで隠せる場合はキープしてもいいかもしれません、勿論こいつがハンデスなどで落とされてしまった場合勝筋は相当厳しいです。


《不正利得/Ill-Gotten Gains(USG)》
ANT第二の切り札。他で見かけることもなく、また打たれた事態初めてという方が結構いてこいつの能力を説明するのにも手慣れてきました、パーミを使わないデッキに対してはこの上ない威力を発揮します。ストーム5浮マナ5墓地に暗黒の儀式、ライオンの瞳のダイアモンド、冥府の教示者が有る状態でこれを唱えた場合勝ちが確定します。（勿論相手が何のアクションもしないという大前提がありますが）
このカードは、むかつきと違いライフを責められてもコンボが成立するという利点を持っています大体ライフが13を下回るとむかつきで勝利することは難しくなってきますが、不正利得コンボだと自分のライフを気にすることはありません。この二面性が私は個人的に大好きです


《苦悶の触手/Ｔｅｎｄｒｉｌｓ ｏｆ Ａｇｏｎｙ(ＳＣＧ)》
ＡＮＴのフィニッシャー。このカードで多くの勝ちを拾ってきました、有るときは独楽から探し当てたり、またあるときは思案で無理やり持ってきたり、ひょっこり顔を出してくれる可愛い奴です。
むかつきでめくれるのはかんべんな。


《冥府の教示者/Ｉｎｆｅｒｎａｌ Ｔｕｔｏｒ(ＤＩＳ)》
いろいろなカードを持ってきてくれます。ほとんどデモチューです手札に2枚あっても暗黒の儀式を持ってきたり大忙しなこいつ、当たり前ですがこのデッキで最も打ち消されることの多い奴です。
僕の未熟なぶっぱのせいで多くの冥府の教示者が打ち消されました、打ち消され涙ぐんでいるこいつの姿を見るたび私の胸は切り裂かれんばかりに痛いのです。
それでも健気にむかつきを持ってきてくれるこいつが私はたまらなく愛おしいのです。
いろいろ有るけれど、これからも頼りにしてるよ。


《水蓮の花びら/Ｌｏｔｕｓ Ｐｅｔａｌ(ＴＭＰ)》
ＡＮＴというデッキで最も弱く最も儚く最も眩い存在です、むかつき下ではこいつが何枚めくれるかが重要です、4枚の暗黒の儀式より4枚の睡蓮の花弁のほうが強い時だってあります、浮マナがない時こいつがめくれなくて負けたことが何度もあります、初手に複数枚あると弱いけれどめくれた時の強さは異常そんな縁の下の力持ち的な存在


《ライオンの瞳のダイアモンド/Ｌｉｏｎ’ｓ Ｅｙｅ Ｄｉａｍｏｎｄ(ＭＩＲ)》
ブラックロータスを上回る能力の持ち主パワー9にできないことを平気でやってのけるそこにしびれる憧れる。まぁブラックロータスにできることはこいつはほとんどできないんですけどね、不器用なところも愛嬌だよ


《強迫/Ｄｕｒｅｓｓ(ＵＳＧ)》
マジキチカード、相手のデッキも把握できかつ安全にコンボをスタートするにはこいつのお世話になります、ほとんどの場合《Force of Will(ALL)》を抜くお仕事に没頭しています。
「前のターンに強迫を打ったからコンボスタート」というのはあまり好きではありません、（たまにやりますが）やはりコンボ前に安全確認をしてからやるコンボが私は好きです。


《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
こいつの2点のロスにはいつも悩まされますほとんど強迫と同じ仕事しかしないのに過剰にコストを請求するこいつはさしずめ、親戚のガキ（お正月モード）といったところでしょうか、たまにタルモとか抜いているときは強く感じるんですがね・・・
自分の中では　強迫＞思考囲い＞村八分　といった感じ。


《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》
こいつは強い。引いてしまった不要牌を捌いてくれますし、《陰謀団式療法/Cabal Therapy(JUD)》をフラッシュバックで打たれた場合の対応として打つこいつはまさに明鏡止水です。
私の場合、先手1ターン目にコンボスタートできそうならメインにこいつを打つことを厭いません、他の方には罵られるかもしれませんが、1ターン目にぶっぱ出来るならぶっぱするのが私の流儀です。


《思案/Ponder(M10)》
渦巻く知識を打ってしまったがフェッチがないという場合でもこいつがいれば安心です、シャッフルand一枚ひけます。うっかり引いた一枚でコンボスタートなんでことも少なくありません。
フェッチがそばにあれば三枚の中から好きな一枚を引いたのちシャッフルできるので、ドンジャラでいうオールマイティのような柔軟な一面を持っているのも、使う側としてはうれしいです、相手のタルモが育つのは考えものですがね。


《定業/Preordain(M11)》
最近デッキに投入された新人君、先輩である渦まく知識、思案の後に打つと不要な2枚を下に送り込み実質シャッフルしているような気分に！
このよいしょが得意な新人君は単体でもそれなりの働きをしてくれます。こいつがいないととてもLand14枚では回せません「いつか絶対占術3をするんだ！」と日夜トレーニングに励むフレッシュな新人、こりゃ思案先輩もうかうかしていられませんね。


《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》
こいつも最近デッキに投入された新人、一時期ANTに《テレパシー/Telepathy(7ED)》の採用を検討していたぼくにとってはまさに神の一枚。
相手のハンドを確認しつつ1ドローはなかなか馬鹿に出来ないものがあります、ハンドアドバンテージを失うことなく一方的にマインドアドバンテージ？を得られる一枚、2点ライフを支払って打ってもよし、普通に打ってよし、一枚ハンドに有るだけで安心感が違います。


《暗黒の儀式/Dark Ritual(MMQ)》
みなさんおなじみマナソース出身のこのかた、一枚握っているだけで、今後のプランが立てやすくなります、むかつき後にこいつが異常ともいえるマナとストームを稼いでいる様は蛮勇という言葉がお似合いです。
コンボスタートするときに《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》を打たれるとちょっとしょんぼりします、負けるな暗黒の儀式！どうなる暗黒の儀式！　暗黒の儀式先生の次回作にご期待ください


《陰謀団の儀式/Cabal Ritual(TOR)》
一時期僕のメインから2枚ほど抜かれていた人、しかし定業やギタクシア派の調査の投入などにより墓地がたまりやすくなったことからめでたく4枚投入されることとなりました、暗黒の儀式と違い《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》に引っかからないことも追い風になっているようです


《汚染された三角州/Polluted Delta(ONS)》
沼と島を持ってこれる万能な一枚、許していただけるなら8枚くらい入れたいです。
前は資金面から3枚しか入れられなかったがめでたく4まいに！デルタが増えたよ！やった
ね、玉ちゃん


《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(ONS)》
《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
このデッキにおいてデルタの完全下位互換になり下がってしまっている不憫な子たち。
霧深い雨林だけがこのデッキの中で日本語なのでいつか溢れかえる岸部にしたいです。


《島/Island(TSP)》
定業、思案、渦まく知識、ギタクシア派の調査すべてはこいつから始まっている。
皆さんご存じの5つあるマジック最強カードの一角を担う一枚、禁止にされかけたのもうなずける強さ。


《沼/Swamp(TSP)》
島と同郷のこいつもマジックの最強カードの一角を担う存在、こいつから溢れる腐臭は私に元気と勇気を与えてくれる。


《Underground Sea(3ED)》
最近めっきり影が薄れてしまった一枚、近いうちに友人のデッキに出張予定、しかしコンボスタートをするときによく持ってくるのですが、それは私なりの覚悟であり、私なりのけじめである、ひそかなメッセージで有ることに気づいてくれるプレイヤーは少ない。



所要時間2時間といったところか、結構時間かかったな。書いている間はとても楽しかったので他の人にもお勧めしたい、もっと自分のデッキが好きになれると思います。
これを書いてある間いろいろな思い出がよぎりました、しかしそれは通過点にすぎなくてこれからも僕はこのデッキを使って勝ちたいと思う、多分その気持ちはこいつらも分かってくれているはずだから、これからもよろしく。